ICUナースのひとりごと

アラサーICU看護師がつぶやくあれこれ(個人の感想です)

日々の思いをつらつらと

【新人看護師向け】魔の3か月!リアリティショックとは【ICU看護師】

おはようございます。

某病院のICU看護師を8年間しております、もんちといいます。

 

今回のテーマは【リアリティショック】です。

 

 

聞いたことがある?『リアリティショック』

人事労務用語辞典によると

 「リアリティー・ショック」とは、現実理想ギャップ衝撃を受けること。企業においては新たに職に就いた人材が、事前に思い描いていた仕事職場環境イメージと、実際に現場経験したこととの違い消化しきれず、不安や幻滅喪失感などを強め、ときに離職にまでいたる問題をいいます。

と解説されています。

みなさんは聞いたことがありますか?

正直わたしは教育担当になるまで知りませんでした。

燃え尽き症候群バーンアウトという言葉は聞いたことがあるのですが。

簡単にいうと働いてみて思い描いていた状況にならずにモチベーションが下がってしまうことですね。

 

なぜこのテーマにしたかというと、

新人看護師さんは4月から入職して今月6月で3か月目になります。

リアリティショックに陥る時期は、

『自己の知識や技術の未熟さにより職務ストレスの量的・質的負担が高くなる入職後3か月時点』

と看護研究で明らかになっています。

入職3か月目はほかにも

・特に落ち込みが強くなる。

自尊感情や精神的健康が低下する

時期だといわれています。

新人看護師さんは思い当たることはないですか?

 

でも、安心してください。

きっと、あなただけがリアリティショックに直面しているわけではないです。

同じような思いを抱えた人は多くいます。

わたしもその一人でした。

新人の頃はとにかくつらいことと連続ですよね。

 

覚えられない仕事、

患者さんと話がしたいのに時間がない、

今やっていることって看護なの?、

また怒られた、

あの先輩苦手なんだよな、

、、、

 

言い出すときりがないですよね。

人によってつらいことの内容も違うと思います。

乗り越え方も人によって違います。

こうすれば乗り越えられるよ!という正解はないと思います。

 

思いは伝えないと伝わらない

一言だけ、アドバイスができるなら

辛い、しんどいことを口に出そう!

ということです。

 

先輩看護師も新人さんに辞めてほしいわけではないんです。

先輩なんだから感情抑えてよ、

そう新人のときに思っていました。

でも、先輩も人間です。

穏やかに言いたいときも時には声を荒げてしまうことも。

ただし!

人によって受け取り方って違うんです。

同じように注意を受けたとして、

新人のAさんは嫌な思いをしていても

新人のBさんは平気なときがあります。

嫌な思いをした、平気だった、ということは

伝えてもらわないとわからないものです。

先輩もこのくらいなら平気かな、と思って言っているときもあります。

先輩には直接言えないかもしれません。

プリセプターでも、主任でも、副師長でも、同期でも、少し話しやすい先輩でも

誰でもいいんです。誰かに話してみませんか。

怒られて嫌だった、

そんなありきたりなことをいうことは恥ずかしくありません。

むしろ、嫌な気持ちにさせる指導をした先輩も自分を振り返るいい機会なんです。

 

リアリティショックを乗り越えるためには

最終的になにが言いたかったかといいますと、

3か月目はとても落ち込みやすいです。

辛い気持ちにもなりやすいです。

あなただけではないです。安心して。

そしてこのことは新人さんだけで抱える話ではなく、職場みんなで考えていく必要があります。

自分の思いを話せる人、だれかいますか?

 

【時事ネタ】医療従事者って誰のこと?【ICU看護師】

おはようございます。

某病院のICU看護師を8年間しております、もんちといいます。

 

今回のテーマは【医療従事者について】です。

 

 

医療従事者とは

デジタル大辞泉によると、

医師歯科医師看護師薬剤師理学療法士管理栄養士放射線技師など、ひろく医療に携わる職業の従事者。

 と定義づけられています。

みなさんは、『医療従事者』と聞いてどの職種までを思いつきましたか?

医療に携わっている人とそうでない人できっと考えは異なると思います。

なぜこの話をしようかと思ったかというと。

政府が2020年5月27日に閣議決定した第2次補正予算を知っていますか?

予算内に

新型コロナウイルスに対応した医療従事者には最大20万円が支給へ”

とあります。

ウイルスとの長期戦を戦い抜くための

医療・福祉の提供体制の確保の中に盛り込まれたもので、

医療従事者などへの非課税の医療金の支給といわれています。

日経メディカルの内容を引用しますと

労金については、COVID-19の診療に携わっていた医療機関の職員に最大20万円、診療が求められていたものの実際に携わることがなかった医療機関の職員に10万円、その他の医療機関の職員に5万円支払われる見込みだが、「COVID-19治療を行ってきた医療機関だけでなく、保険医療機関のすべての職員に支払われる」(日本医師会会長横倉義武氏)。

とあります。

 

今回の新型コロナウイルスに関して、

 ♯医療従事者にエールを

が話題になりました。

私は看護師です。わかりやすく医療従事者といえるでしょう。

しかし、今回の新型コロナウイルスの影響で

病院で働くさまざまな人たちが不安に駆られ辞職していきました。

私の周りであったのは【看護助手】と【清掃員】です。

両者ともに私が働くICUでは欠かせない職種の人たちです。

 

【清掃員】と【看護助手】

 それぞれどのような仕事をしているか想像できますか?

両者ともにさまざまな感染リスクがある仕事です。

病室・病棟内の廃棄物を整理していただいたり、

病室内の清掃をしていただいています。

看護助手には患者の搬送や移送のお手伝いをしていただくこともあります。

もちろん新型コロナウイルスの患者を直接触れることはありません。

しかし、どの患者も新型コロナウイルスの可能性があります。

そして決して感染症に関する知識は専門的ではないのです。

そんな中一緒に働いていただいているみなさんには頭があがりません。

私の働いている病院では清掃員や看護助手は外部委託されています。

一緒に働いてくれてはいますが、そのような方たちに支援が届くのか。

実際辞めてしまった看護助手の方は、委託業者にもし新型コロナウイルス

感染してしまった場合の補償があるのか確認してみたところ

「今の段階ではない。」ときっぱり言われたために辞めたといっていました。

非常事態宣言が解除された今でも、

いろいろなところで医療従事者支援の動きがあります。

とてもありがたく思っていますが、

どうか、本当にたくさんの人が病院ないし施設で働いていることが

知っていただけると嬉しいです。

 

今回、挙げていない職種はほかにもたくさんあります。

気になる方はぜひ調べてみてください。 

病院で働く人たち (しごと場見学!)

病院で働く人たち (しごと場見学!)

 

 

【時事ネタ】コロナ禍で思うこと【ICU看護師】

おはようございます。

某病院のICU看護師を8年間しております、もんちといいます。

 

今回のテーマは【コロナ禍で思うこと】です。

 

 

今更聞けない新型コロナウイルスって

新型コロナウイルスについて。

新型、というからには旧型があります。

旧型という言い方が正しいかどうかわかりませんが。。

コロナウイルスとは、

RNAウイルス感染症

コロナウイルス

・哺乳類や鳥、コウモリなどに感染症を起こす

・呼吸器症状、下痢、中枢神経障害、肝炎などの多彩な症状

・呼吸器コロナウイルスSARSコロナウイルス、MERSコロナウイルスなどに分類される

・呼吸器コロナウイルスはいわゆる風邪の原因であり、風邪の15~30%はコロナウイルスによって生じる

 

今回問題となっている新型コロナウイルスは、

コロナウイルスの中でも別分類となるものです。

いろいろな情報、報道がありますが、

実態はまだ詳細には解明されていないのが現状です。

iPS細胞でノーベル生理学・医学賞を受賞している山中伸弥先生が

わかりやすく情報をまとめてくださっています。

興味のある方はぜひ。

https://www.covid19-yamanaka.com/index.html

新型コロナウイルスで恐れられていることは、

・無症状の人も多いが、軽症者が急激に悪化することもある

・集団感染例が多く報告されている 

・手洗いやマスクをしていても感染してしまうことがある

というところではないでしょうか。

 

緊急事態が解除されたけれど

全国で非常事態宣言が解除された今、

少しずつ感染者の報告数が減少してきています。

(すでに第2波といわれて感染者が増えているところもありますね)

わたしが勤務している病院も新型コロナウイルス患者を受け入れています。

感染症指定病院ではありませんので、患者数は多くありませんが、

今現在でも新型コロナウイルス感染疑いの患者が救急搬送されてきます。

報道にある通り、新型コロナウイルスの特効薬はありません。

ウイルスに対する薬を開発することはとても難しいからです。

インフルエンザに対する薬品は開発されていますが、

結局のところ以前問題となったSARSコロナウイルスに対する

抗ウイルス薬は開発されていません。

インフルエンザのように予防接種ができれば、と思いますが。

インフルエンザの予防接種ですらインフルエンザを予防はできません。

あくまでも重症化の予防ができる、程度です。

何が言いたいか、というと。

まだまだ予断は許さない状況です。

新型コロナウイルスと共存する社会。

どのように過ごしていくか考えていきましょう。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

看護学生、看護師はぜひ読んでみてください。 

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こんなときにはじめました

おはようございます。

某病院のICU看護師を8年間しております、もんちといいます。

 

新型コロナウイルスが世界で蔓延し、

日本でも非常事態宣言が出され「#StayHome」と言われ、、

みなさんの生活状況も少なからず変化があったと思います。

 

そんな中、ブログを今日から始めようと思いました。

なんで?いまさら??

はい、自分でも思います(笑)

自己紹介がてらブログ開設に至った経緯をお話します。

 

 

 わたしという人間

平成生まれ、アラサーです。

関西のとある県で生まれました。

女です。独身です。

高校生のある日、進路を決めました。

職業は【看護師】。

(実は臨床検査技師になりたかった、偏差値が足りなかった)

親からよく「資格をとれ」と言われてたし、

看護師になればまあ将来困らないかな、程度で決めました。

 

なぜICU看護師に

強い信念があるわけでもない、小さい頃からの夢でもない

そんなふわっとした人間だったわたしですが。

好きだったものがあります。

それは、、

 

 医療系ドラマ

 

、、ありきたりですね。

中でも影響を受けたのは

救命病棟24時(特にシーズン3)』

 

コード・ブルー』 

この2つです。

Prime Videoではコードブルーの映画も見れます。

医療系ドラマはいろいろあると思うのですが、

わたしが興味をもったのは【急性期治療】の場面でした。

学生時代の実習で見たICU看護師が本当にかっこよくて

「わたしもああなりたい!」

そう思って希望配属をICUにして晴れてICU看護師になりました。

 

 なぜブログを

ブログを始めようと思った一番の理由は、

 

 \なんとなく/

 

、、そんなことをいうと怒られそうですが。

8年間も看護師をしていると、いろいろな人に出会います。

患者さんはもちろん、医師、医療従事者、同僚、新人、、

ドラマではなく、ノンフィクションの世界を発信することで

なにかひとつでも「へー」と思ってもらえたらな、と。

看護師の人でも医療職ではない人にも読んでもらえるような

ブログにしたいと思っています。

今、新人教育にも携わっているので、教育場面でのことや

新人のひとに知っていてほしいこと、、

そんなことも書いていけたらいいなと思っています。

 

ただ、あくまでも個人の感想程度に思っていてくださいね!

ICU看護師すべてを背負っているわけではないです。

そしてわたし自身、部署移動も病院を変えたこともありません。

このブログを通して他の病院の方と交流できることも期待しつつ

思いを書いていきたいと思っています。

 

つらつらと書きましたが、

これからどうぞよろしくお願いします。